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【ヒロアカ】キスミーベイビー【轟、爆豪、物間】

第3章 キャッチミー




家に帰ると制服も着替えずにベッドにダイブした

ふとんを頭まですっぽり被って枕を抱きしめる


色々ありすぎて

『ついていけないーーーー!』

心臓は口から出そうだし、体は暑いし
耳には焦凍くんの声と、勝己くんの声が残ってて

気を抜いたら、

(「好きなんだ」)

(「俺のモンにする」)



『ぎゃーーーーー!脳内再生ストップ!!!』

ひとしきり照れて、爆発して、のたうち回って


疲れて…眠りそう…


晩御飯…つくってない…

今日お兄ちゃん…なんか怒ってたなぁ…


あんな顔初めて見たな…

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どれくらい寝ていたのか、

気がつくと体がずっしり重く、電気のついてない部屋は暗かった



(んー…)

起き上がろうとするが、起き上がれない


下を見ると、胸元にお兄ちゃんの頭


腰をしっかり両手でホールドされて、抱き着かれている


こんなことは日常茶飯事なので特に気にしない


『お兄ちゃんー、起きてー』

少し揺さぶってみる


「んー」

声からして起きているようだ


お兄ちゃんが、体を少し起こし、
私に覆いかぶさるような体制になる

鼻先が触れ合いそうだ



『どうしたの?なにかあった?』



「寧々、のこと
あの爆豪ってやつがベタベタ触った」


『あー、そだね』


「しかも、宣戦布告された」

『お兄ちゃん、勝己くんに何したのー
すごく嫌われてるじゃん』



「勝己って…下の名前で呼んでんの?」


『うん、そう呼べって言われて…』


垂れ目の瞳はグレーブルー

その冷たいグレーブルーは怒りに満ちているように見えた



触れ合ってた鼻先がもっと近づく

首を傾げて、お兄ちゃんが瞼を閉じる



『ちょっと待て!』


咄嗟に手のひらで唇ガード



「……やっぱダメか(笑)」


『当たり前!もー冗談もホドホドだよぉ』


2人とも起き上がり、寧々はうーーん!と伸びをする


「爆豪勝己、あいつは絶対1位にさせない」

『勝己くんが一位になったら、私奴隷契約だもんね』


「うん、寧々はそう理解してるだろうなって
ちょっと思ってた(笑)

鈍感で良かった」

みんな私を鈍感って酷いな
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