• テキストサイズ

【ヒロアカ】キスミーベイビー【轟、爆豪、物間】

第2章 ルックアットミー




ヒーロー科1-A組


「な、なんか今日ピリピリしてる…ね…」
麗日が緑谷にそっと耳打ちする

「うん…かっちゃんの機嫌が悪いのはいつもなんだけど、今日は更に、拍車をかけて悪いね

あと、轟くんも…表情には出てないけど機嫌悪そう…」


「だよねだよねー
どうしたのかなぁ…
こんな時は、寧々ちゃんとか来てくれたら雰囲気柔らかーくなるのになぁー」


「そうだね」

緑谷は頷いて同意した。口付さんが居ると、かっちゃんの機嫌が良くなるし、轟くんの背景にポワポワしたものが見える


「寧々ちゃん、呼んできましょうか?」
ケロ?と会話に入ってくる梅雨

「なら私も一緒に呼びに行く〜」
芦戸がハーイと手を挙げて言う

麗日、梅雨、芦戸で寧々を昼休み呼びに行くことに



- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -



昼休みになってすぐ、寧々を連れた3人が教室に戻ってきた

「突然呼び出してごめんねー、一緒にご飯食べよーと思ってさぁ」
芦戸が棒読みで言う

『お誘いありがとう!』
嬉しい、とニコニコ笑う寧々

教室の雰囲気がパッと明るくなる


緑谷が爆豪と轟のほうを盗み見すると
2人とも突然やってきた寧々に驚いているようだった


「えー、寧々ちゃんお弁当なんだ!」

『うん、そうなんだー』

「自分でつくってるのかしら?」

『いや、今日は作ってもらっ…』


お弁当の蓋を開けて、思考停止


そうだ、今日は作ってもらったんだ、お兄ちゃんに

「え、これって」
覗き込まれたお弁当箱



大きいハートが書かれた
なんだよこれ、ベタベタの愛妻弁当じゃないか


「ヒュー!え!これ作ってもらったってことはさー!」
芦戸さんが茶化すような声を出す

『いや、あの、これは誤解で!これ、おにい…』

これはお兄ちゃんが作ったって、あれその方がもっとキモくない?
と言っていいものか悩んでいると



BOOOOOMB!!!!!!


え?!
焦げ付く匂いに振り返ると爆豪くん

「てめぇ、ちょっと来い」


明らかにブチギレてる、え?なんで?


腕を掴まれて、ものすごい勢いで廊下を引き摺られていく


/ 436ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp