イケメン戦国 家康三成メイン書庫(記念小説等例外有)◆R18
第7章 消せない熱 続編 第一幕〈徳川家康〉
躰の奥が、ただただ悲鳴を上げた。
更なる快楽を、既に覚えてしまっているからだ。
つい五日前に、恋仲になってからというもの、は毎晩家康に愛されていた。
それも、焦らされて焦らされて、何度も何度もイかされてしまう、極甘の愛。
ただ、今回はこれまでとは違っていた。
(……昨日までなら、もうとっくにイかせてくれているのに……どうして?)
達した時の快感をじわりと思い出して、また家康の熱く硬い欲望をキュッと締め付けてしまう。
その度に家康の整った顔が歪み、苦しく切なげに唇を噛む姿が、とても愛おしくて……
は家康の頬に、軽く触れるだけの口付けをする。
「……何?」
「しちゃ、ダメだった?」
「ダメじゃない、けど……随分、余裕だね」
「余裕なんて、ない。……だけど、家康も……そうだよね?」
「……っ」
家康は目を見張った。
があまりにも眩しく、愛おしくて。
咄嗟にの腰から手を離して、その口を塞いだ。
「……っ?」と、が驚いていると、家康は耳まで真っ赤になっていた。