イケメン戦国 家康三成メイン書庫(記念小説等例外有)◆R18
第7章 消せない熱 続編 第一幕〈徳川家康〉
空が白み、鳥達が目を覚まし始めた頃。
早くも冬の訪れを感じ、震えるような寒さだが――……
とある御殿の、とある部屋では、未だ眠らずに、熱く絡み合い、甘い吐息を漏らす男女が居た。
その御殿の主である家康と、その恋人、だ。
二人は深く濃厚な口付けを交わしながら、躰も深く、ひとつに重なっている。
家康が名残惜しそうに、ちゅっと音を立てながら唇を離すと、は涙を滲ませながら懇願した。
「おねが……っ……家康、動いてぇ……!」
「……駄目。もっと長く、ずっとと繋がっていたいから」
「でも、ずっとこのままじゃ……」
「……っ!……そんなに、何度も締め付けて……ただ、挿れてるだけなのに、厭らしいね」
「だって、家康が……っ」
「俺のせいにするの?……俺が何もしなくたって、のここからはずっと蜜が溢れてる。全部、の躰が厭らしいからだよ」
「ひあっ!あっ……あぁっ!」
家康が僅かに腰を揺らすと、深く繋がっているが為に、最奥のイイ所が擦れて、は堪らずに甘い声をあげる。
だが、家康はすぐに動くのを止めて、達するまでの快感を与えてくれない。
が自ら腰を動かそうとしても、家康に両手で押さえつけられてしまう。