イケメン戦国 家康三成メイン書庫(記念小説等例外有)◆R18
第21章 譲れない想い〈政宗END〉
目覚めたばかりで半身を起こしていたの後頭部をグッと押さえ、政宗がその唇を奪った。
徐々に体重をかけながら前のめりに迫ってくる政宗に、は大した抵抗も出来ず、押し倒されてしまう。
そのまま唇を貪られ、酸素を求めて僅かに唇を開けると、すかさず政宗の舌が侵入してくる。
舌を絡めとられ、息も絶え絶えに、甘い吐息と水音が溢れていく。
は甘く苦しい蕩けるような口付けに、戸惑いながらも、躰が熱くなっていくのを感じていた。
そうしてその熱は、政宗が帯を解いていくと同時に、更に熱く、躰中に拡がっていく。
「~~っ!」
帯が解かれ、着物が乱されていくと、流石にも焦ったようで、政宗の胸を強く押し返そうとする。
だが、男の、しかも政宗に敵う筈もなく、は呆気なく襦袢の紐まで解かれ、白い肌が露になった。
そこでようやく唇を解放されて、は荒い息遣いのまま、政宗をキッと睨んだ。
「まさ、むね……っ……ちょっと待って!」
「待てない」
「ひゃっ!……待っ……お願いだから、ちょっと待ってって……っ」
「……仕方ないな。どうかしたのか?」