イケメン戦国 家康三成メイン書庫(記念小説等例外有)◆R18
第10章 消せない熱 続編 第四幕〈徳川家康〉
「……凄い……もうヌルヌル。ねぇ、この布って着ける意味あるの?」
「っ……この時代では、下着をつけるもの、なの……!」
「ふうん。俺が確認しようと思って触れると、毎回濡れてるけど。」
「それは……家康が……」
「俺は口付けしかしてないでしょ。それなのに……ほら、こんなに」
「ひゃっ!」
「布の上からなのに、少し擦るだけで、はしたない音が聞こえてくる。」
「あっあっ……!」
家康がヌルヌルと中指を滑らせると、くちゅくちゅと卑猥な水音が響いてくる。
恥ずかしさと切なさで、どうにかなってしまいそうだと思った。躰の奥が熱くて熱くて、疼いて疼いて仕方がない。
「いえ、やす……っ」
が瞳を潤ませながら、家康をじっと見つめる。
その熱い瞳にドキッと鼓動を高鳴らせつつ、家康はわざと「何?」と訊いた。
「家康が欲しい、よ……っ。こっちに来てから、ずっとこんな……」
「……」
「私、おかしくなっちゃう……っ」
「……おかしく、なればいい」
「え?」
家康は抱き締める手を解いて、スッとその場に片膝をついた。のショーツに手を掛け、スルスルと下ろしていく。
はギクリとした。
これが、この一週間毎日行われてきたパターンだったからだ。