• テキストサイズ

イケメン戦国 家康三成メイン書庫(記念小説等例外有)◆R18

第9章 消せない熱 続編 第三幕〈徳川家康〉




「っ……ぁ」


何度も何度も、蕩けるような口付けを繰り返されて、力が抜けていく。


(口付けだけで……おかしく、なりそう……っ)


気持ち良すぎる口付けに、の瞳からポロポロと透明な滴が零れ落ちる。

そんなが、愛しくて愛しくて……

家康は唇を奪い続けながら、強く強く、を抱き締めた。

の足が震え、立っていられなくなった頃に、やっと唇を解放する。


「はっ……っ……」

「……ねぇ。もし、この部屋に誰かが入って来て、こんな風にされたら……あんたは、絶対に逃げられないよ」

「いえ……やす?」

「ここに住んでるのが、あんた一人だけ?それが普通……?冗談じゃない」

「……っ」

「ここは平和かもしれない。だけど……さっきの乗り物や、この家に一人で住む事は、容認出来ない。例えそれが、普通でも……っ!」

「んぅっ!」


もう一度唇を奪われて、もう何も考えられなかった。

家康の言葉も、その意味も。


抱き上げられて、今度は優しく額にチュッと口付けを落とされる。
そのまま中へ運ばれて、チラリと室内を確認し、恐らく五百年後の褥と思われるベッドにそっと降ろされた。






/ 373ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp