イケメン戦国 家康三成メイン書庫(記念小説等例外有)◆R18
第9章 消せない熱 続編 第三幕〈徳川家康〉
(……同じ日ノ本なのに、まるで違う文字みたいだ)
…………………
…………
二人が連絡先を交換し終えた後、注文していた料理と飲み物が届いた。
「とりあえず食べよう」と言う佐助の提案に賛同して、三人は……佐助も家康も笑みこそ溢さなかったが、楽しく食事をした。
軽めの食事を終えて一息ついてから、佐助が「あっ」という顔をする。
「一応確認ですが……家康さんは、さんと一緒に住みますよね?」
「えっ?!あ、えっと…っ」
「当たり前でしょ。……五百年後の事情はよく分からないけど、俺はと離れる気なんて無いから。」
「……っ」
家康の言葉に、の顔がみるみる赤く染まっていく。
その様子を見て、佐助は微かな笑みを浮かべながら、「でしょうね」と言った。
「引き裂こうとした運命に逆らって、一緒に時を越えるくらいですからね。すみません、愚問でした。」
「~~~っ」
「本当にね」
「さん、俺達は一月半程度、行方不明という事になっている筈だ。だから、少し面倒な事になるかもしれないけど……お互い何とか頑張ろう。力になれるか分からないけど、何か困った事があれば、いつでも連絡して」