イケメン戦国 家康三成メイン書庫(記念小説等例外有)◆R18
第8章 消せない熱 続編 第二幕〈徳川家康〉
道中。三人の格好を見て、すれ違う人達に驚かれるのは想像していたが、目の前を通り過ぎた車を見て家康が絶句していた事の方が、や佐助には衝撃的だった。
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良心的な店で服を購入して、試着室で着替える事に。
が着替えを終えて、胸を高鳴らせながら、店の外へ出てみると……
現代の服を着た家康が、そこに居た。
アイボリー色で薄手のハイネックニットに、下は程好いシルエットの、茶色のパンツ。上着はフードとファーがついた黒のモッズコートだ。
靴はクラシックシューズで、なんの変哲もない靴下までもが、お洒落で格好よく見える。
全て似合い過ぎていて、まるでモデルのようだ。が思わず見惚れていると、家康が気付いてこちらに歩み寄ってくる。
「、早く傍においでよ。……何ぼーっとしてるの?」
「あっ……ご、ごめん……家康が、その……」
「変?」
「ううん!ううん!すごく似合ってる!すっごくすっごく似合ってるよ!!」
「えっ……あ、うん。そう……?」
「うん!!だから、その……あんまりにも格好良くて、見惚れてました……」
「……っ」