イケメン戦国 家康三成メイン書庫(記念小説等例外有)◆R18
第8章 消せない熱 続編 第二幕〈徳川家康〉
顔を真っ赤に染めたにそう言われて、家康は思わず顔を逸らした。
「……荷物、持つよ。あと、はぐれたら困るから……手」
「あ、ありがとう」
反対の方を向いている家康の顔は、よく見えなかったが、耳が赤い事に気付いて、は温かな気持ちでいっぱいになる。
この後、佐助に重要な事を教えられる事になるのだが……
今はただ、愛しい人と離れずに済んだ喜びで、笑顔が溢れた。
この温かな手をずっとずっと離さない。
……誰に許して貰えなくても。
続く(次ページあとがき)