第8章 仮面
何やってん・・・俺。
小柄な体格に、力もない、そして何より、生徒との淫行という弱みを握っているというのに。力尽くで組み敷けば、無理矢理にだって襲えるわけだが、すっかり大きく勃ちあがったそれを扱く。
「っ・・・ハァ・・・」
「忍足・・・くん・・・っ」
恥ずかしいのか真っ赤な顔はこちらを見ないようにと背けられ、空いている方の手でこちらを向かせキスを落とす。
「なぁ、見て・・・こんなんじゃ教室戻れん、し・・・っ」
そのまま固く握られた手を包み込むと俺のモノへと導く。触って・・・?と懇願すると、ようやく手は開かれ、恐る恐る触れてきた。
「そ・・・握って・・・こうやで・・・」
上から包むように握り、動きをリードすると、小さな手による刺激は少し油断すれば果ててしまいそうだ。
「う・・・恥ずかし・・・い・・・っ」
「ジローとは、もっと恥ずかしいことしたん、ちゃうの・・・?」
「で、でも・・・」
「ハァ・・・気持い・・・出そ・・・っ、でも、教室、汚れてまうし・・・最後は口がええな・・・」
教室が汚れるなんて口実で、ただフェラして欲しいだけやけど、そっと頬を撫でた手を口元へ運び、開かせ口内を刺激してやると、だんだんとその気になったのか溢れた唾液がツーっと糸を引く。
「舐めて・・・?」
もう一度お願いをすると自ら口を運び俺のを咥えこんだ。温かくぬるっとした口内の感触に耐え、刺激を堪能する。
昼休みも終わろうとしていて、壁1枚挟んだ向こう側、廊下も慌ただしくしているのを感じながら、快感に酔いしれ、ちゅっと吸われたと同時に口内へ射精した。