第9章 それぞれの気持ち
きっとこれが好き・・・?でもまだよくわかんなくて。センセーと恋するとか、禁断の~とか。そういえばこの前おっしーが貸してくれた映画もそんな話だったような・・・、俺ってば見てても寝ちゃうから、最後どうなるのかわかんないんだよね。それに、まだドキドキすんのが楽しいだけかもしんないし。
俺の気持ちの答えはまだわかんないけど、いつか答えが導かれたら・・・そのときは。
「楓ちゃんねむ~部活まで寝るね、ふぁぁぁぁ・・・おやすみ~」
「え、ちょっと、このまま寝たら動けないじゃないっ」
そんなこと言われてももう動けない、楓ちゃんのお腹に頭を埋めるとだんだんと意識は遠のいていく。髪を耳にかけるように、そっと撫でられるのが心地よくて、いい夢が見られそうだな。
おやすみ。