• テキストサイズ

ひみつ

第2章 出会いの話


目の前にいるのは見たことない顔で、思わず、あれ?ん??あんた誰?って言っちゃった。そんな俺を見て俺の目の前にいるメガネの女も呆気にとられた表情を浮かべていた。

「誰って・・・」

「小林は?」


数学は担任の小林だったよな~と首をかしげるとため息をつかれた。


「まさか、昨日も寝ていたの?」

「え~、寝てたかも?」


昨日ってなんだっけ?と思い出すフリをするけど、俺ってばだいたい寝ちゃうから思い出そうとすること自体無駄かなって。
そんな俺に、小林が産休に入って担任が変わったことを教えてくれた。っていうか小林子どもいたんだ!。
そんで新しく担任になったのが楓らしい。



「そんなわけだから、これからよろしく。私の授業で寝ていたら課題も補習もしますからね。」

「でも放課後は部活あんじゃん~」

「自業自得です。」

「跡部にどやされる~・・・」


ただでさえ寝落ちして宍戸に起こされ遅刻したら跡部にも怒られんのに、放課後に補習?マジ最悪だC・・・
落ち込んでいると、テニス部なのか聞かれた。ベンキョーの話だけだと思ったから思わず素っ頓狂な声で返事をしてしまった。


「跡部くんって生徒会会長でテニス部の部長さんでしょ?昨日すれ違ったけれど・・・あ、」


あ、って何?
あぁ、跡部に惚れたってこと?センセーが生徒に・・・ってまずいことぐらい俺でもわかる。
/ 59ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp