第4章 眠っていた記憶
第三者side
刑事「じゃあ、お前の望み通り、証人の話を聞かせてやる。」
乱歩「うん!早くしてくれたまえ!」
刑事「ちっ…。ほら、話してー。」
キヨ「私が証人のキヨさ。歳は聞くな?ただの近所のバァちゃんさ。私は散歩が趣味でねぇ。今日もここらを歩いていたのさ。そしたら…そしたら、あの女が人を殺してた!血のついたナイフを振り上げたのさ!」
刑事「…だってよ。」
敦「他には?見た後はどうしたんです?」
キヨ「怖くって、気づいたら叫んでたよ。」
乱歩「ふぅん。傷口、一か所だけじゃなかったんだ。」
刑事「いや、傷口らしきものは一か所だけ… !!!!」
敦「それって…!」
乱歩「そう。血のついたナイフは…牧原が、遺体から抜き取ったということだ。」
刑事「ちっ…!だからあの女じゃねぇって?他に誰がいるってんだよ!!」
乱歩「それはこの眼鏡でつきとめる。」
“超推理______!!”
乱歩「 ____成程ね。」
刑事「は?」
乱歩「この事件の犯人は___貴女だ、キヨさん。」
キヨ「!!」
乱歩「貴女は被害者に恨みを持っていた。そしてそれを隠すため、牧原がやったように見せかけた。その手口は「もういいさ。」
刑事「キヨさん…!?」
キヨ「私があの子を殺した。認めよう。」
乱歩「だって。」
刑事「ふっ…。俺の負けだ。名探偵。おい、警官!キヨさんに手錠をかけろ!」
…返事が、無い。
キヨ「ふっ…はははははははははははははは!!」
刑事「キヨさん?!どうしたんですか?!」
乱歩「まさか…!」
敦「乱歩さん?!どうしたんですか!!!?」
乱歩が、青ざめたような顔で走っていく。それにつられ、気づけば敦も乱歩の後ろを走っていた。
__向かっていった先には、茜を乗せたパトカーが停まっている…ハズだった。