• テキストサイズ

幻想〘HQ〙

第1章 彼女は王様の妹*及川徹


「い~わちゃん早く行こう🎵」


「俺は下駄箱で待ってる
お前が葉月を迎えに行って来い」


「りょ~か~い」


ウキウキしながら葉月の教室のドアを開けた


「葉月ちゃんデートのお迎えに来たよ♡」


「えっ及川さんとデートするの?」


『違う英違うからね!もう及川さん!
"デート"ではなく"買い出し"です!!
それに岩泉さんも一緒だから!?』


んん?今日はやけに感情豊かだなぁ~


「岩ちゃんは下駄箱で待ってるよ
またね国見ちゃん」


「はい
気をつけてね葉月」


『?何に気をつけるの英?』


「それは...ね及川さん?」


ええ!俺?!
そりゃあチャンスがあれば喰っちゃいたいけどさ~
泣かせたくないし無理やりは無いよ
うん...絶対...いや多分...大丈夫...かな俺
岩ちゃんが一緒だし暴走はしない...はず


「あれ?岩ちゃんどこ行ったんだろ?」


『あの及川さんこれを...』


「ん~となになに〔用事が出来たから帰る 岩泉〕
って書いてるね」


と言う事は本当に葉月ちゃんとデートできるの!!
ああでも俺と二人っきりじゃあ
買い出し行きたくないって言うかなあ


「葉月ちゃんあのさ...」


『は早く行きましょう買い出し!』


えっいいの俺と二人っきりでも?!


『デートじゃないですよ!
これは買い出しですからね!』


「うん🎵行こうか買い出しに」


スッと手を伸ばせばおずおずと俺の手に触れる
ほのかに頬を染める葉月に及川の頬も緩む


も~今日の葉月ちゃん滅茶苦茶可愛いんですけど
折角だから恋人繋ぎしちゃおっ♡


/ 86ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp