第1章 彼女は王様の妹*及川徹
今日の放課後は葉月ちゃんとデート♡
岩ちゃんのおまけつきだけどデートには変わりないよね
「うるせえぞ及川」
「えっ俺声に出してた?!」
「いやお前の顔がうるせえんだよ」
「理不尽!?」
も~人顔見て煩いって僻んでんの岩ちゃん?
イケメンでモテモテの及川さんに嫉妬してるんでしょ!
びゅぅと風が吹き手に息を吹きかけ温める
ドンッと女の子がぶつかって来た
『スミマセン』
「ああー!葉月ちゃんだ
おはよ~♡」
今日は朝からついてるね♡
自分の胸に飛び込んで来た葉月を
ここぞとばかりにギューッと抱き締めた
んん~良い匂い🎵
それに葉月ちゃんと胸おっきい~
柔らかくて気持ちいいっ
「痛゛っ何すんのさ岩ちゃん!」
「朝から盛ってんじゃねえよエロ川!
大丈夫か葉月?」
べ 別に盛って...ましたスミマセン
だってさ~葉月ちゃんだよ
好きな子抱きしめて盛んない方が可笑しいじゃん!
『及川さん...』
「な~に葉月ちゃん?」
『こういう事は好き人にだけにして下さい』
えっ?と葉月の顔を覗き込むと
葉月がチラッと及川の顔を上目遣いに見上げた
真っ赤に染まった顔に潤んだ瞳
赤い顔に上目遣いで瞳が潤んでるなんて
反則でしょ可愛すぎ//
及川さんが好きなのは葉月ちゃんだけだからね!
絶対俺に振り向かせて見せるから覚悟しといてよね!?