第4章 甘い物にはご用心*花巻貴大
「「「お疲れシターー!!!」」」
やっと終わった...
着替えを終えて急いで葉月を捜す
「葉月!」
『!?な、なに?』
「帰るぞっ」
ガシッと手首を掴み有無を言わさず歩き出した
「葉月ちゃん頑張ってね~🎵」
『う、うん///』
及川の声に葉月が顔を赤らめながら返事をした
その光景にイラッとしてギロッと睨んだ
『あのね貴大...話があるの』
無言で歩くことに耐えかねたのか
葉月が遠慮がちに声をかけて来た
「じゃ俺の部屋に来てよ」
『へ、部屋?』
「そう、俺の部屋」
ニッコリ微笑み手首を掴んで家に入る
『えっえっ!貴大ちょっと待って!?』
「なに?部屋に入るのなんて
初めてじゃねーだろ?」
『そ、それはそうだけど...』
「じゃ問題ないよな」
及川なんかより俺の方が
葉月のこと好きだってこと
分からせてやるよっ