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幻想〘HQ〙

第2章 名前を呼んで*黒尾鉄朗


「赤葦!?
葉月が居なくなったって
どういうことだ!!?」


「電話中に居なくなったみたいです」


「スマン黒尾君!」


くそっ!
こんな事になるなら一緒に居るんだった


「ところで黒尾さん、九条さんは?」


そういやアイツどこ行った?!


「俺探して来る!!」


「木兎さん携帯はちゃんと持ってて下さいよ
それと黒尾さん」


「なんだ赤葦」


「葉月さんが行方不明
このタイミングで九条さんが居くなった
この意味わかりますか黒尾さん」


「つまり葉月は
九条と居る可能性が高いって事か」


「はい。
それと九条さんは葉月さんを
嫌っているみたいでした
それを考えると葉月さんが
苦手な所を探すのが得策ですね」


苦手な所...


「赤葦ここにお化け屋敷ってあるか?」


「はい。こっちです
行ってみましょう」


葉月待ってろ!


「あかあーし!
葉月は居なかったけど
コイツなら居たぞ!?」


「離して!?」


「九条...
葉月は何処だ?」


「!?し、知らないですよ~
山城先輩居なくなったんですか~?」


「...そのうっとうしいしゃべり方やめろ」


「早く言った方が良いですよ?
普段は俺たち女性に手を出しませんが
葉月さんが行方不明の今
手が出るかも知れませんよ?」


「.....お化け屋敷の中」


早く見つけてやらないと
入り口は何処だ?!



「あのっ鉄朗先輩、私...」


「悪ぃけどお前とはもう付き合えない
俺が好きなのは葉月だけだ」


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