第2章 名前を呼んで*黒尾鉄朗
~葉月side~
"葉月を泣かせるなよ"
今...私の名前を呼んだ?
「おーい順番来たぞー」
『...はい』
聞き間違いじゃないよね?
「1番前ですけど大丈夫ですか?」
『...はい』
また呼んでくれるの?
「それではみなさんいってらっしゃーい」
『え?いってらっしゃい??』
いつの間に乗ったの?!
「もうすぐ頂上だぞ
テンション上がるなー!!」
『き、キャァァァーー!!』
「ウォォーー!!」
「煩いですよ木兎さん」
早く終わってー!
「いや~面白かったな~🎵」
私は死ぬかと思いました....
「なあなあ次なに乗る?」
「木兎さんちょっと待って下さい
黒尾さんと連絡とりますから」
鉄朗どこにいるの?早く会いたい
「先輩、山城先輩」
九条さん?
「ジェットコースターお疲れ様です
気分転換に行きませんか?」
『え?二人で?』
「はい🎵ちょっとお話もあるので
良いですよね?」
「う、うん」
「ふふっそれじゃ行きましょう~」
みんなに言ってないけど大丈夫かな
『く、九条さん...
もしかしてここに入るの?』
「はいもちろん🎵」
お化け屋敷っ
絶叫系と同じくらい苦手なんだけど
「ほらほら入りますよ~」
『やっでも、私苦手で...』
「知ってますよ~
だから連れてきたんです」
『え?』
「実はここに私の友達が居るんですよ~
その友達と遊んであげてくれますか?」
友達?
『キャ!?』
「遥ちゃんこの子がさっき言ってた子?
可愛いじゃん🎵ヨロシクね」
誰なの?嫌だ触らないで
鉄朗助けて!
「私は皆のところに帰るから
ちゃんと遊んであげて下さいね
山城葉月先輩♥️」
『九条さん待って!』
「ダメだよ葉月ちゃんは
俺の相手してしくれなきゃね」