第14章 大型台風・・・・・上陸!
陽斗side
思い出のある湖にるぅと二人でドライブに来た
お弁当でおなかがいっぱいになった俺は
そのまま寝転んでいた
梅雨時期にも関わらず天気が良く俺はウトウトとし始めた
ふと、目を覚ますと軽く1時間位経っていた
るぅの姿を探すと水際で何か花を摘んでいた
彼女の手元には繋げられた花飾りがある
彼女は何を考えているのか
時折嬉しそうに顔を緩ませていた
俺は思わずそんな彼女の顔を携帯のカメラに収めた
しばらく見ていると、彼女が言った
「出来た☆」
そう言ってこっちに近づいてきた
「あ、ハルさん、目醒めた?」
「あぁ、さっきな。なかなか気持ちのいいもんだ。」
「だからまだ、寝転がったままなの?w」
「あぁ、るぅもやってみ?気持ちいいぞ?」
そう言うと少しモジモジしながら俺の横に寝転がった
「お天気が良いからかな?気持ちいいねw草の匂いがするw」
「そうだな・・。」
横で頭をゴロゴロさせていたるぅに俺は腕を伸ばした
「るぅ、おいで。腕枕してあげる。」
「え?いいよwハルさんの腕痺れちゃうもんw」
「それくらいいよ。頭気持ち悪いんだろ?」
「じゃあ、お言葉に甘えてw」
そう言って遠慮がちに俺の腕に頭を乗せた彼女を見ていると
不思議な感情が込み上げてきた