第13章 初デート?
二人で会話と景色を楽しんでいた時だった
「今日電車怖くなかったか?」
ハルさんが突然切り出した
「え?どうして?」
「夕方の帰宅ラッシュもあっただろうし、ナンパとかされなかったか?」
と、言うハルさんに私は答えた
「そんな・・ナンパなんてされないよwでも・・いろんな人に見られてた気はする・・・どこかおかしかったのかな?出掛ける前に鏡でチェックしたんだけど・・・」
「クックックwそれはきっとるぅが可愛いからだ。」
目を細めて優しく笑うハルさんにドキドキした
「可愛くなんか・・・・ないもん」
そう言ったものの心は暖かかった
恥ずかしくてハルさんの事を見れなかった私は
窓の外の夜景を眺めた
「キラキラして宝石みたい・・・」
私はそう呟いた
「他にも色々夜景が綺麗に見えるところはあるよ。」
「お姉ちゃんから話は聞いた事はあるわw雅人さんと行って来たってwその度にお姉ちゃんがあんたも男に連れて行ってもらいなさい!そんなお洒落なデートが出来る男を選ぶのよ!ってw」
「ハハッw優季らしいな。」
「一度だけパパに連れて行ってもらった事があるんだ。そこはパパとママがデートの時によく行ってた場所なんだって。ままに内緒で連れていってくれたのw」
「そっか。優しいお父さんだな。」
「うん。だからお姉ちゃんにねパパみたいな人と付き合うんだって言ったら、あんたにはそのほうがピッタリかもねって言われたw」
「へぇ~。じゃあ、かなり年上がいいの?」
「え?そういうわけじゃないですよwパパみたいな性格の人がいいんですw」
「くくっwそんな必死に否定しなくてもわかってるよ。」
「失礼致します。デザートでございます。」
「うわぁ。美味しそうだねハルさんw」
目の前に置かれたデザートは繊細な飾りを施された
ケーキとアイスの盛り合わせ状態w
それをスプーンで掬い口に入れる
「美味しーーいw癖になりそうw」
「良かったね。美味しそうで何よりだ。」
食事を終えた私達は映画館に向かった
「この前観た映画の続編なんでしょ?」
「あぁ、そうだよ。結構人気があるらしい。」
「楽しみだなぁ♪」