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I cannot part with you

第11章 近距離と遠距離


瑠璃side


ハルさんが買ってきてくれたケーキを両方交互に食べていた


ハルさんが一口欲しいって言ったので


フォークを取りに行こうとしたら


「そのままでいいよ。」と言って


私が使っていたフォークを握っていた私の手ごと握り


ケーキを一口づつハルさんは自分の口に運んだ


(こ・・・・これは・・・・俗にいう間接キス・・・・)



思考がうまく回らなくなって固まってしまった



(このフォークはどうするべき?そのまま使うべき?それとも変えるべき?いやいやだってこのまま食べたら間接キスになっちゃうし・・でも目の前で変えたらハルさんに対して汚い扱いをしているみたいで失礼になるよね・・・どうすればいいの?)


「ん?るぅ、もう食べないのか?」


そう言われて我に返り慌てて答えた


「た・・・食べます。じゃなかった、食べるよ////」


結局私はフォークを交換できないまま


ハルさんが食べたフォークをそのまま使うことになり


美味しかったはずのケーキの味はわからなくなっていた


明日も学校と仕事という任務がある私達は


早々に自部屋に入って寝る用意を始めた


ベットに入ったものの・・・


さっきの出来事が頭を過り眠れなかった


お姉ちゃんとしたことはあるけど・・・


男の人としたことはなかったな・・・・・


ハルさんは普通だったから


多分気にしてないんだよね・・・


(私が気にし過ぎなのかな?)


恋人同士とかじゃなくても普通にするものなのかな?


色々なことを考えながらいつの間にか眠りについていた



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