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I cannot part with you

第11章 近距離と遠距離


「まぁその用心棒ですよ。その代わり家事一切を任せてます。俺としてはありがたいですよ。」


「なるほど。お互いメリットのあるシェアか。可愛い子なのか?」


「えぇ、まぁ可愛いですよ。性格も良いですし。」


「ほぉ、お前が女性を褒めるなんて珍しいな。」


「俺の周りに今までいなかったタイプですしね・・・社内の女性とは全然違うので新鮮ですよw」


「惚れたか?」


「さぁ、どうでしょうね。」


「なんだ、その意味深な言い方はw」


「今はなんとも言えませんw」


部署に戻り席に着くと同僚が声をかけてきた


「最近お前、、昼休み社長とずっと一緒じゃね?w」



「持参してるお弁当を気に入られたから。」


「何?お前最近流行りの弁当男子なの!?w」


「まぁ、そんなところ。」


「だから最近飲みにも行かないのか?」


「あぁ。自炊だからな。」


(俺が作ってるわけじゃないけどな・・・)


「彼女でも出来たのかと思ったよ。そんな噂も立ってたし。」


「噂?」


「先週の土曜日にお前がここの近くの公園で女性と弁当食べてたって・・」


「いや、人違いじゃないのか?」


「だよなぁwお前が女の子とお弁当ってw受けるw」


「人の心配よりもお前も早く彼女作れよ?」


「お前にだけは言われたくないなw」


「俺は仕事が恋人だからな。」


「典型的な仕事人間だなw俺にはそこまでは無理だw」


「無駄口叩いてないでさっさと終わらせるぞ。今日も定時に帰るからな。俺は。」


「わかったよ。じゃあ、俺は営業出てくるわ。」


そうしてお互い仕事に戻った


そのあと、俺は宣言通り定時に会社を出たのだ


そして日課になった帰宅メールを送信して駅に向かった


最寄り駅でケーキの店が目に入った


(るぅは甘いの好きだろうな・・・・)


「よし、買って帰ってやるか。」


俺は無難に苺のショートケーキとショコラケーキを購入した


俺は帰宅する足を少し速めた
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