第10章 月と太陽
朝目覚めると身体のあちこちが痛かった
軋む身体にムチを打つように上下左右にを動かす
「ん~・・・・」
ふと、違和感を感じて横を見ると
ハルさんが寝ている・・・・・
数秒間の思考停止・・・・・・
「・・・・・え?・・・・・」
ここは
ハルさんのベット?
なぜ?
そして私がなぜここに?
いやいやそれよりも何故一緒に寝てるかってことですけど・・・・・
ハルさんは相変わらず気持ちよさそうに眠っている
落ち着け私・・・・・
とりあえず洗面所に顔を洗って目を覚まそうと
慌ててハルさんのベットを出た
冷たい水で顔を洗い顔はスッキリした
男の人と同じベットで眠るなんて
考えられない・・・・・・
何がどうなってこうなったんだろう
考えても思い出せない・・・・・・
私はキッチンで朝食の準備をしながら考えていた
目玉焼きがいい感じに焼けた所に
ハルさんが起きてきた
「姫・・・・今日は洋食?」
「あ・・うん。おはようハルさん。今日は洋食にしてみたよ。たまには気分変わっていいでしょ?いつもより遅いし・・・・」
「そうだな・・・いつもはしっかり食べてるからな。」
「本当はホームベーカリーで焼きたてをハルさんに食べて欲しかったんだけど・・・無かったから。昨日スーパーで買ったんだw」
「るぅが来てから実用的な電化製品がかなり増えた気がするw前はレンジとポットぐらいだったのに。」
「でもレンジも調子悪いですよね?私はほとんど使ってないですけど・・・・」
「あぁ、結構長年使ってるからね。前の家で住んでる時からだから・・・8年くらいかな?」
「じゃあ、買い替えますか!?w」
「何でそんなに嬉しそうなの?w」
「この前テレビで見たんですけどね、ホームベーカリー機能付きのレンジがあるんですよwそれを買わないかな?って思ってw」
「じゃあ、今日は電気屋さんに行こうか?」
「やった!楽しみ♪」
そうして朝食を食べた私達は電気屋さんへ向かうため
車に乗り込んだのだ