第10章 月と太陽
支度を済ませた私はハルさんの会社に向かうため
電車に乗った
会社までは電車で3駅
前に住んでたマンションは
今の最寄り駅から会社と反対側に3駅
以前、お姉ちゃんの用事で行ったことがあるから
場所はわかってる
だけどすごく大きな会社で
無駄に緊張するんですw
入り口を入って受付に向かおうと思ったけど
(そういえばハルさんの部署がわかんない・・・)
仕方が無いので携帯にメールを送った
今は丁度お昼の12時
前にお姉ちゃんが12時になったら
緊急以外は休憩に入るようにいわれているらしい
なので、携帯を見てくれるだろう
“お疲れ様です☆お弁当を朝お渡しできなかったので、今会社まで持って来ました。入り口のロビーにいます。20分待って来なかったらお仕事だと思うので帰りますね(^^)”
送信して、近くの柱にもたれかかった
ロビーにはランチに出る人がちらほらと出口に向かっていた
エレベーターからは男性の団体がこちらに向かって歩いてくる
手が震えだした
(どうしよう・・・ちょっと恐い・・・・)