第2章 転勤と引っ越し
「あっという間だね・・・・」
「そうだね。お姉ちゃんは仕事行きながらだから余計に早く感じたんじゃないの?」
「そうねぇ。来月には瑠李とこうやってお茶できなくなるもんね。瑠李の作ってくれるご飯も食べれなくなっちゃうし・・・」
「たまには帰ってくるの?」
「まぁ、状況によるかな・・・日本に仕事で帰ってくるかもしれないし・・・」
「そっか・・・・」
「学校もあと1年ないんだし、転校にならないから良かったよ。瑠李をお願いする人ね・・・・私と一緒で家事全般何も出来ない人だからw」
「お世話になるんだから、それくらいさせてもらうよ・・・むしろそれくらいしか出来ないかもしれないけど・・・・」
「ハルってさ根が真面目でいい良い奴なんだけどね・・・なんで付き合ってる人がいないか不思議なのよねぇ・・・しかも結構強いんだよ。今までも学生の時に痴漢とか撃退したって聞いたw」
「そうなんだぁ。すごい人だね」
「それもあるからハルに任せようと思ってさ。瑠李一人だと痴漢とか変質者とかそんなん物騒でしょ?私も心配で眠れなくなりそうだからさ・・・」
「ありがとう。お姉ちゃん心配してくれて」
「何言ってるのよ!?当たり前でしょ?あんたは私の可愛い妹なんだから!w」
一週間後には姉は海外へ
私はこの家から引っ越して
新しい家での生活が始まる