第34章 簡単に言葉で表すと・・・・・
優季side
雅人と離れて一週間があっという間に過ぎた
その間にハルから瑠季の様子を教えてくれるというか
無駄に心配させるな!という警告がきている
そりゃそうだねw
雅人の事を説明していないし
したらしたで心配しそうだし・・・・・
どっちもどっちじゃんw
と、内心自分で突っ込んだ
戻ったら一番先に瑠季に話さなきゃね
そんな事を考えていると今回の同伴の相手に呼ばれて出掛けた
瑠季side
お姉ちゃんの事を考えていた私は
モヤモヤしたく無くて料理作りに没頭したら
大量に作り過ぎてしまい
どうしようも無くなったので
お隣の松田さんに差し入れしたらとても喜んで貰えたw
さらにお菓子も作り過ぎてしまったw
少し呆れ顔のハルさんが
『そんなに大量の甘いもの誰がたべれるんだ?w』
と、言われたので、ハルさんは厳しいんだろうと思えたw
これは仕方ないので週明けに綾ちゃん達に声を掛けてみようw
週末はハルさんもお疲れ気味だったのでまったり過ごした
ハルさんが言ってくれた
「あの2人は簡単には壊れない。」
そう言った真相を私が理解するのはまだまだ先だと思っていた
雅人side
週末誰にも邪魔されずに1人で過ごそうと思い
隣県の別荘に車を走らせた
海の近くにあり
良い感じの潮の匂いを感じながらお酒を片手に寛いだ
優季の言った事
ハルの言った事
そして自分の最近の行動・・・・・
考えれば考える程溜息しか出ない・・・
「まだお休みになられないんですか?」
そう声を掛けてきたのは早川だった
「1人で過ごすって言ったはずだけど?」
ワザと語気を強めてそう言ったが
「はい、ですので様子をお伺いに来ただけでございますよ。昨日お酒の量が多かった様なので。」
昔から俺のことを知っている早川には通用しない手だった
少しだけ人生の先輩の早川に話を聞いてみたくなった俺は
「早川、今から寝るまでオフモードで相手してもらっていいか?」
そう言った俺に一度目線を合わせ、
「構いませんよ。」と答えてくれた
新しいグラスにお茶を注いだ早川をみて俺は尋ねた
「お酒飲まないのか?」
「この後自宅に戻りますので。」