第34章 簡単に言葉で表すと・・・・・
瑠季side
ふと寝返りを打った瞬間
いつもあるはずの温もりが無い事に目が覚めた
トイレかと思い数分待ったが戻ってこなかったので探しに行った
といってもトイレとリビングしか無いので一瞬不安が過った
ふとテーブルの上にメモが残されている事に気が付いた
それは陽斗さんの直筆で
『雅人が、飲み屋で酔っ払って手がつけられないそうなので、少し様子を見てくる。すぐに帰ってくるから心配しなくて大丈夫だよ。』
雅人さん大丈夫かなぁ・・・・・
そんな事を考えながらリビングのソファーに座っていると
鍵が開いてドアの音がした
そしてリビングに入ってきたハルさんは一言
「るぅ、目が覚めたのか?メモ見てくれたか?ごめんな、夜中に勝手に抜けて。」
私は黙って出ていかれた事が寂しくてほっぺをプクッと膨らませて
ハルさんに無言の抗議をしたw
「怒ってるのか?」
私は無言のまま頷いた
「ちゃんとメモも残して行ったし、時間も1時間も空けてないだろ?どうして怒ってるか教えてくれるか?」
『起こして声かけて欲しかったの・・・・・・メモは見たけど、少し不安になったよ。」
「そうか、それはすまなかった。気持ち良さそうに寝てるるぅを起こすのは可哀想だと思ったからな。」
「そっか。。。」
「もし、るぅが俺と同じ立場だったらどうしてた?」
そう聞かれて私は少し考えた
「同じ事する・・・・かもw」
そう答えるとハルさんはフッと笑顔になって
私のほっぺたを撫でながら
「理解して許してくれると嬉しいよ。」
と言った
『わかった。」
そう答えた私にハルさんは寝ようかとベットルームに向かった
朝一緒に目を覚ます幸せの瞬間を感じられるまで
再度2人で眠りについた