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I cannot part with you

第34章 簡単に言葉で表すと・・・・・


陽斗side


あの日から5日間、毎日雅人はグダグダになっていた


まぁ、予想していたことだが


毎晩飲み歩いて夜中に帰ってくると早川さんが言っていた


仕事に支障はきたしていないが


覇気がないように見える


その日の夜12時頃だった


俺の携帯に着信が入ったのは


相手は佐野だった


「雅人・・・・何があったんだ?マジでやばいんだけどw」


「早川さんは一緒じゃないのか?」


「さっき帰らせたんだ。明日休みだし、帰る時間わかんないからって。」


佐野の電話の向こうでは雅人がテンション高く飲みまくっている声が聞こえた


俺はるぅを起こさないようにベットルームを出て


リビングのソファーに座った


「今何やってるんだ?あいつは。」


「逆ナンしてきた女と飲みまくってるよ。こんな状態の雅人を置いて俺も帰れねぇし。どうすりゃいいんだ?w」


佐野の苦労もわかるが


正直雅人の行動に呆れた


「どこの店だ?」


「学生の時から溜まり場にしてたマリンローザだよ。」


「15分ほどでいくから、とりあえず馬鹿なことはしないように見張っててくれ。」


「了解。」


寝室に戻り着替えを済ませ置き手紙を一応置いて家を出た


金曜日の夜ということもあり店はかなり賑わっていた


奥の方のVIPルームに雅人と佐野の姿を見つけ近づいた


佐野も大学時代からの付き合いなだけあって


俺のボルテージが上がっているのはわかっていた


俺が雅人に近付こうとした時佐野が肩を叩きながら


「派手な事はするなよ?流石に俺も止められねーぞ?」


「わかってる。」


俺に気がついた雅人は上機嫌で


「お~!ハルも来たのか~!!!飲もう飲もう!今日はパーッと飲もう!!」


俺は渾身の力を振り絞り雅人の左頬にパンチを食らわせた


ガタンっと大きな音がして雅人がソファーから転がり落ちた


横にいた見知らぬ女が雅人に駆け寄り声を掛けた


雅人は俺を思いっきり睨み


「何するんだよ!?いきなり来て早々喧嘩売ってんのか!?」


俺は雅人の胸ぐらを掴み無理やり立たせて


トイレに連れ込んだ


「おい!!なにすんだよ!離せ!!!」


雅人が何を言っても無視した


酔っ払っている雅人がシラフの俺に


まともに敵うワケがないのだ
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