第34章 簡単に言葉で表すと・・・・・
優季side
一旦冷静になりたくて家出した
自分でも何がしたいのかわからない行動だった
お義母さんは何かを察してくれたのか
何も聞かず送り出してくれた
雅人はパニックになっていたけど知らないふりをして
あの家を出た
結局仕事で会うから家を出ても意味はないかもしれけど
離れてみようと思ったから
とりあえず一泊ホテルに泊まってハルと瑠李の所に来た
ハルも何かを察したのか深くは聞かないし
好きなだけいてもいいと言ってくれた
朝起きて食卓に揃っている二人に私の疑問を投げた
「ねぇ、なんで瑠李の部屋のベット綺麗なままなの?」
「「使ってないから」」
と、見事にハモった答えだった
「え?じゃあ、あんたたちずっと一緒に寝てるの?」
「あぁ。」
「うん。」
ここはハモらないのかとどうでもいいことを思ったw
いつものように会社に向かいながら話をしていた
「ねぇ、ハル。一緒に寝てていいの?」
「何がだ?」
「伝えたの?」
「さぁ、どうだろうな。」
「もう。ごまかさなくていいじゃんw先も考えてるんでしょ?」
「そうだな。先も考えないといけないな。」
そんな会話をしていた時だった
「先を考えるって何を??」
振り向くと同期入社の佐野だった
「おはよう。佐野。」
「おーっす。大野。珍しいじゃん。電車なんて。」
「まーねwハルの家に居候してるからw」
「え?マジで??また??w」
「またってどうゆうことよw」
「前もしてたじゃんw雅人と一緒にw」
「今回はあたしだけよw」
「何?喧嘩??wって、なんで陽斗は無言なんだよw」
「俺はノータッチだからな。」
「なんだよそれwwなぁそれより大野さぁ。陽斗のルームシェアの彼女知ってる??」
「知ってるけど、それがどうかしたの?」
「俺には写真もみせてくれねーし、会わせてもくれねーんだよ?酷くね??」
佐野に会わせたら雅人以上にマイナスにしかならないから
「それは賢明な判断ね。」
「ちょっ!!大野まで酷くない??w」
「それだけ大事な彼女ってことでしょ?ねぇハルw」
「さぁどうかな。」
「なんだよ二人揃って意味深だなww」
会社に入った瞬間入り口で腕を掴まれた