第33章 波乱の幕開け?
優季side
雅人の瑠李に対する溺愛っぷりに若干呆れた私は
雅人を放置して校内を回っていた
まぁ、亡くなった妹さんのことを考えると
仕方ないのかもしれないけど・・・・・
だからってやり過ぎだと思うんだけどねぇw
そんなことを考えながら廊下を歩いていると
前からOBの先生を見つけた
「お、大野じゃないかw久しぶりだなw」
「お久しぶりですw今はどこの学校にお務めなんですか?」
「いや、教師はやめたんだよw実家に帰って家業を継いでるんだw」
「そうなんですかw」
「あぁ、そういえばお前の妹が在校生にいるらしいなw聞いたぞw可愛いらしいじゃないかw」
「当たり前じゃないですかw私の妹ですよw」
「はいはいwそうだなw」
「えー、先生思ってないですよねそれwww」
「思ってる思ってるw後で見に行くよw飲茶店やってるクラスだろ?」
「はい、そうですw多分今は校内回ってますよwチャイナドレスでw」
「じゃあまた後でなw」
私は久しぶりに屋上に向かった
在学中によくサボるのに行ってたから
屋上に上がった私は校内を見下ろしていた
ふと見ると雅人が校内を走り回っていた
「なぁにやってるんだかwそうゆう所も可愛いんだけどねw」
「しばらく離れて暮らそうかなw」
20分程風に当たった私は
瑠李のクラスに戻ろうと校内に向かった
陽斗side
るぅの担当時間が終わり、一緒に校内を回っていた
「ハルさん、何か食べたいものある?」
「いや、特にないかな。るぅはあるか?」
「たこ焼きが食べたいw」
「プッwじゃあ食べに行くかw」
二人でたこ焼き屋で並んでいると
雅人が青白い顔で走ってきた
「ねぇ、優季知らない!?いないんだよ~!!」
「見てないですよ。クラスで別れてから。」
「どこ行っちゃんたんだろう~!!優季~~!!」
そう言いながら走り去っていった後ろ姿を
見送ったるぅが言った
「喧嘩でもしたのかな?」
自分が原因だなんてるぅは思ってもいないだろうなw
「さぁどうだろうなw」
と、俺は答えた
この時俺はなんとなく嫌な予感がしたw