第33章 波乱の幕開け?
瑠李side
10月に入りいよいよ文化祭の準備も追い込みに入っていた
「来週だねぇw」
そう呟いたのは準備作業をしていた綾ちゃんだった
「そうだね。」
「で?ダーリンは招待したんでしょ?」
「へ??」
「陽斗さんよw招待したんでしょ?もちろんw」
私の通う学校は若干特殊な様で
通常土日に文化祭を行う場合土曜日は校内でして
日曜日に一般の人も入れる公開が多いのですが
逆になっている
土曜日に一般の人も入れる祭りを行い
日曜日はOBや招待をした身内など
基本は在校生関係がメインとなるのだ
「一応招待する予定なんだけど・・・・。」
「けど?」
「人が多いのとかあんまり好きじゃないみたいだから、来たくないかもしれないw」
「そんなの関係ないでしょw瑠李がさそえば来てくれるわよw」
そう言われて私は若干期待していた
自宅に戻りいつもの時間に帰ってきたハルさんを
玄関でお迎えした時に招待状を渡してみた
「招待状?何の?」
「あのね、文化祭の一般じゃなくて2日目にするOBとか一部の招待されたメンバーだけの分なのw」
「あぁ、優季が言ってたやつか。」
「卒業生は必ず来るんだって招待状w」
「ふ~ん。」
「い・・・忙しいなら無理しなくていいんだけど・・・。それにハルさん人混み好きじゃないでしょ?」
「まぁ、人混みは好きじゃないが・・・。」
「そうだよねやっぱり・・・・・。」
「るぅは一緒に回ったり出来るのか?」
「え?うん、当日当番がない時間ならw」
「だったらその予定に合わせて行くよ。せっかくるぅが誘ってくれたし。最後だからなw」
「わぁ☆本当?嬉しい♪」
断られるかもしれないと思っていただけに凄く嬉しかったw
晩御飯の時にハルさんにビールを一本おまけしたら
ハルさんがガッツポーズをしていたw
そしていよいよ文化祭当日を迎えた