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I cannot part with you

第32章 彼と彼女の距離


陽斗side


昨日のるぅの態度を見ていて俺自身も言い過ぎたと思った


彼女を心配していた気持ちと俺以外の男がいる状況で


楽しそうにしていたことに苛立ちあんな言い方をした


無駄に早く会社に来た俺は


屋上で缶コーヒーを片手に風に当たっていた


「あれ?ハル?早いじゃないどうしたの??」


そう声を掛けてきたのは優季だった


「・・・・別に。」


「瑠李と何かあったの??」


俺の横に来て話しかけるこいつに俺は無言で睨んだ


「睨んだって怖くないわよwで?話してみたら?私の方が瑠李との付き合い長いんだからw」


「自慢をしに来たのか?」


「え~?そんなことないわよw珍しくハルが沈んでるから、瑠李の事だろうなって予想しただけw当たってる?w」


「ちょっとあって・・・・・怒った。叱ったつもりだけどあれは間違いなく、怒った。」


「ふ~ん。で?何があったの?w」


俺は優季に話した


「ほっとけば?w」


話を聞き終えた優季から返って来た答えはそれだった


「お前・・・・そんな・・・。」


「今回の件は瑠李が悪いもの。そこでハルが謝る必要はないwだめなことはダメだって教えてもらわなきゃわかんないわよ?」


「確かにそうだが・・・・。」


「あの子自身が罪悪感でいっぱいになれば謝ってくるわw保護者代理としてそれくらいはちゃんとしてねw陽斗ちゃんw」


「キモイ!ちゃんを付けるな」

「仕事少しは落ち着いたんでしょ?だったら普通に家に帰って、普通にしてみれば?面白いものが見れるからw」


「面白いもの?」


「それは帰ってからのお楽しみwじゃあねぇ♪」


それだけ言うと優季は仕事に戻った


優季の言ってる事の意味が分からなかったが


いつも通り仕事を終わらせて自宅に戻った


夜8時を過ぎていたがまだ彼女は帰っていなかった


真っ暗な部屋の電気を付け風呂に入った


風呂から上がると彼女が帰ってきていて夕食の支度をしていた


俺は無言で冷蔵庫からビールを出しソファーに座った


ご飯を作りながらチラチラと俺を見ているるぅが視界に入っていた


テーブルに料理を並べると俺に話しかけようとしているのか


ソワソワしているw


優季が言ってたのはこれだったのかと


そのまま何も言わず見ないふりをしていた
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