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I cannot part with you

第32章 彼と彼女の距離


校門を出たた所で車にもたれかかる影を見つけた


「綾!」


その声に綾ちゃんと私はその姿を確認した


「迎えに来てくれたの?」


彼氏だとわかり近づいた綾ちゃん


「あぁ、仕事の帰りに後輩を送るついでだったからなw夕飯でも一緒にしようと思ってさ。瑠李ちゃんも一緒にどう?お腹すいたでしょ?」


「そうしようよ瑠李も一緒にw今日は帰って作らないでしょ?w」


「そう・・だね。今日も帰ってくるかわかんないしw」


助手席に乗っている後輩だという人を含めて


4人でレストランに向かった


席についてその後輩という人が


私の顔をじっと見ていた


(何なんだろうこの人。人の顔じっと見て)


それを見ていた綾ちゃんの彼氏さんが


「おい!橘!瑠李ちゃんのこと見過ぎだぞw瑠李ちゃんが怖がるだろ?w」


「え?瑠李ちゃん??」


綾ちゃんと私は何なんだろうと疑問に思っていた


「もしかして、大野瑠李ちゃん??」


「はい?そうですけど・・・・。」


「うわぁ!!すげぇ偶然じゃん!!俺だよ!覚えてない??橘 樹(タチバナ イツキ)小さい頃隣りに住んでただろ?」


そう自己紹介されて考えた


「もしかして・・・・いっちゃん??」


「そうだよww思い出した?w懐かしいなぁwww」


「え?橘、瑠李ちゃんとまさかの知り合い?w」


「昔住んでた家がお隣だったんで、瑠李ちゃんが生まれ時から知ってますよw」


「うわw意外な所に瑠李の過去を知る男が居たw」


「ちょっとw綾ちゃんw変な言い方しないでww」


「いやある意味事実ですよw綾さんw」


「んもうっ!いっちゃんまでwww」


意外な所で幼馴染と再開した私は時間が過ぎるのも忘れて


4人で会話を楽しんだのだった


気がつくと23時を過ぎていて慌ててマンションに送ってもらった


帰り車の中でサイレントの携帯が着信に気がついた


「あ、電話だw気が付かなかったwお家着いてからかけ直すからいいやw」


マンションの前に着くとお礼を言って綾ちゃんたちを見送った


エントランスに入ろうとしたら怒った顔をしたハルさんがいた


「あ、ハルさん今日は帰ってこれたんだwおかえりなさいw」


そう言った私を無言で引っ張るハルさん


無言のままリビングまで連れて行かれた
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