第31章 ・・・それは祭の後に
陽斗side
次の朝目を覚ますと既に彼女は起きていた
いつものようにリビングにいくと
朝食の準備もお弁当の用意も終わっていた
いつものような可愛らしい笑顔で
「あ、おはよう、ハルさんw」
「・・・おはよう。もう大丈夫か?」
「うん。もうお腹痛くないよw」
あえて、昨日の件には触れなかった彼女。
俺もそこに関しては何も言わない方が良いと思った
出社したら動きを確認しようと思いながら準備を始めた
ご飯を食べながら彼女に聞いた
「今日はどこかいく予定あるのか?」
「ううん。綾ちゃんが家に来るw」
「そうか。昨日の今日だからな外出は控えた方がいいから、丁度いい。」
「宿題を映しに来るんだってw」
「え?彼女ってそういうタイプなのか?まるで優季だなw」
「うん。私も思ったよw」
「ごちそうさま。行ってくるよ。」
「いってらっしゃい。」
ハルさんを見送り家事をこなしていると
綾ちゃんがはりきってやってきたw
「まだ、家事が残ってるから、ゆっくりしてて。」
「ううん。私は勝手に宿題やってるから、用事は好きなだけ済ませてw」
私は各部屋の掃除や洗濯などを終わらせて
真面目に映している綾ちゃんの前に
アイスコーヒーを置いて座った
「やっと、半分終わったわw」
「もう!夏休み前半何やってたの?w」
「バイトw」
「バイト?何で!?パパさんからお小遣い余るほど貰ってるって言ってたじゃんw」
「彼氏の誕生日がもうすぐでさ、さすがにパパから貰ったお小遣いでプレゼントするってなった時に彼氏に言われたのよ。自分で稼いでないお金でもらっても価値はないから要らないって。」
「う~ん。確かにw」
「だから、短期でバイトしてお金稼いでさ、プレゼント買ったんだwママには言ったけど、パパにも彼氏にも内緒だったから、結構大変だったw」
「へぇ~、そうなんだ。」
「瑠李は?」
「え?」
「陽斗さんの誕生日いつなの??」
「知らない・・・。私ハルさんの誕生日知らない・・・。」
「え~!マジで!?もっと情報収集しないとダメじゃんw」
「どうしよう・・・・。」
「本人には聞いてもごまかされそうだしねw誰か情報くれそうな人いないの?」
私は必死に考えた