第30章 嫉妬の嵐に・・・・・
瑠李side
お姉ちゃんとカフェで話をしていた時
私がハルさんの事を好きな事を伝えた
お姉ちゃんが気が付いているだろうと思いそれも聞いた
「私は・・・瑠李の口からちゃんと聞きたかったから。誰かに言わされるとかじゃなくて、瑠李が自分の気持ちを素直に言ってくれるのを待ってたから。だから今は凄く嬉しい。」
お姉ちゃんの言葉に私は胸が熱くなって泣きそうになった
「人を好きになるって素敵でしょ?パパとママもお互いを大事に想って一緒になったんだって。だから家族が出来た時は凄く嬉しかったって。」
「うん。そうだね。ハルさんの事好きになって、いろんな気持ちを経験したよ。」
「これからももっと自分が嫌いになるような気持ちも出てくるかもよ?w」
「えぇ!?それは嫌だ。ハルさんに嫌われちゃうよ!!」
おもいっきり叫んだ私は周りの注目を浴びた
「瑠李。そんなことくらいで嫌いになるくらいなら、世の中にカップルや夫婦はいないわよw相手の良い所も悪い所も受け入れるんだからw」
「お姉ちゃんが雅人さんの嫌いな所は?」
ずばり聞いてみた
「そうねぇ・・・・。子供っぽいところとか、嫉妬心が強い所とかかな?w」
「えぇ、そうなの?」
「でもそれも見方によるからw」
「見方?」
「そそ。子供っぽい所は見方を変えれば、純粋とも言えるし、嫉妬心が強いのも、私のことが好きで堪らないから独占欲からだしw」
「なるほど・・・w」
「人が見て相手の短所って思う所でも自分にとっては長所にも見えることもあるのよw」
はじめてお姉ちゃんと真面目に恋愛について語った気がした
「話変わるけど、今度お義母さんとお義父さんと食事にでも付き合ってあげてねw」
「うん。いいよ☆」
その日私達はプリクラを撮り、ショッピングをして、夕方家に向かった
駅前でお姉ちゃんと話をしていたら
ハルさんからの帰るメールが届いた
「あ、ハルさんが今から帰るってw」
「きゃははははwwマメな男になったわねw」
お姉ちゃんが本気で笑っているw
改札の前で待っているとハルさんが電車から降りてきた
2人で声を掛けた
「「おかえり。」」
一瞬驚いていたけどいつもの様に笑顔で
「ただいま。るぅ。」
って言ってくれた