第30章 嫉妬の嵐に・・・・・
ほっぺを膨らませたままのるぅは俺を睨んでいるが
そんな顔さえ可愛く見えている
「そうだな、朝約束したもんな。ごめんな。」
俺はそう言いながら彼女の頭を撫でた
彼女は目にいっぱい涙を溜めながら言った
「ハルさんが・・・お仕事だから仕方ないのはわかってるけど・・・・お休みの間・・・一緒に・・・いっぱい・・・居たから・・・寂しくて・・・・我儘言ってごめんなさい・・・・。」
「フッwこんなことくらい我儘じゃないよwもっと言ってもいいぞ?w」
「・・ハルさぁん・・・。」
「何だ?」
「一緒にいる時・・・・いっぱいぎゅってして欲しい・・・//////」
「そんな事でいいのか?」
顔を紅くしながらるぅが言った
「ハルさんにぎゅってしてもらったら、安心するから・・・。」
「そうか、じゃあるぅがいっぱい安心出来るようにいっぱいぎゅってしてやるよ。」
俺は抱きしめる腕に力を入れてるぅをさらに抱き寄せた
「今朝から、ずいぶん甘えん坊だなw」
「ん~だって・・・何かわかんないけど、寂しいんだもんw」
「プッw何だそれ?wじゃあ、今日は寝る時はぎゅってしたまま寝るか。」
「うんそれがいい・・。」
「じゃあとりあえずメシにしようか、腹が減ったw」
「はい、出来てます。」
夕食を終えた俺達はいつもの時間にベットに入った
気が付いたらるぅが寝息を立てていた
俺の胸元に擦り寄ってくる彼女が愛しくて
抱き締めた彼女のおでこにそっとキスを落とした
安心しきった彼女を見ているうちに俺も段々眠気に襲われた
次の朝、いつもの時間に目を覚ましたが
ベットに寝転がったままだった
(そろそろ起きなきゃいけねぇな・・・・)
そんな風に考えていた時だった
扉が開く音がしてるぅが入って来た
「ハルさん。起きる時間だよ?朝ご飯出来てますよ。」
彼女の声で起こされるのも悪くないと密かに思った
「あぁ・・・起きるよ。」
「珍しいね、ハルさんが自分で起きないのw」
「ん~・・・誰かさんが昨日は甘えん坊で可愛かったから、俺も甘えてみようかと思ってw」
「もぉ~!////ワザワザ言わないでよw」
そんなやりとりをしながら俺は起きて用意を始めた