第29章 ・・・・・家族
陽斗side
ソファーに座ってぼーっとしているぅが可愛くて
横に座って抱き寄せ頬にキスをした
自分でもビックリするほど素直に出た言葉が
「るぅが可愛かったからしたくなった。」
今まで俺がこんな事を言った相手はいない
それほど俺が彼女に溺れているのだろうか
今まで付き合った女にこんな感情は抱いた事はなかった
それを考えるとるぅに対して本気なんだと思う
横で真っ赤な顔をして俯いている彼女に質問した
「もっかいキスしていい?」
「!!!!!!」
「るぅが嫌ならしないよ?嫌ならはっきり言ってくれ。」
「・・・・・・・・・・ぃょ。」
あまりにも小さな声で聞こえなかった俺はもう一度聞いた
「もう一回言って?」
「ぃ・・・ぃゃじゃなぃょ・・/////」
俺はそのセリフに心の中で小躍りしている気分だった
「してもいいのはほっぺだけ?」
「////////・・・・・ど・・・どこにするの?」
「るぅの全部w」
「////////////////」
トマトのように更に真っ赤にして
フリーズしたまま俺を見ているw
「は・・・・恥ずかしいよハルさん!!//////」
「るぅが可愛いから仕方ないだろう。」
「ハルさん、何かあったの?」
「何でだ?」
「最近、すごく優しいっていうか、甘いよね?w」
「言っただろ?るぅが特別だから、今までよりも大事にするって。」
「うん、聞いたよ。だけど、大事にしてくれるのと、甘やかすのは違うと思うけど?w」
「フッw俺が甘やかしたいんだからそれでいいんだよw」
「ハルさんが良いならいいよw」
納得した彼女は笑顔だった
「るぅは、そうやって俺の側で笑っていてくれればいい。」
「ハルさんが側にいてくれたら大丈夫だよw」
「あぁ、側に居るよ。何があっても離さないからな。覚悟しろよw」
「うん。ハルさんもねw」
そう言いながら彼女は俺の首に腕を回し抱き付いてきた
「ハルさん、大好き!!」
俺の顔を緩めるには充分なセリフと共に
ただ次の瞬間、ムードはぶち壊されるのだ
「さぁ!晩御飯しなくちゃ!!」
彼女のこの一言で・・・・・w
張り切った彼女はキッチンに向かった