第29章 ・・・・・家族
瑠李side
マンションに着いて2人でソファーに座り込んだ
そして同時に息を吐いた
「「ふぅ~・・・。」」
お互い顔を見合わせて笑った
「何だか疲れたねw」
「雅人が激しすぎたなw」
「そう言えば、お盆なのに、ハルさんは実家に帰らなくていいの?」
「明日、帰る予定。親父の墓参りもあるしな。」
「そっか。ハルさんのママとかお姉さんは一緒に行くの?」
「いや、母さんはきっと昨日か今日行ってるはずだ。一緒に行くなんてありえねぇw」
「どうして?」
「色々と煩いんだよ。だからあんまり実家にも帰っていない。普段俺が家にいないと思ってるから、ここにも殆ど来ないしな。」
「そうなんだ。」
「るぅも一緒に行くか?」
「行ってもいいの?」
「あぁ、親父に・・・紹介したいからな。るぅのこと。」
その言葉に胸の中が温かくなった
「母さんたちは暫くいいやw煩そうだしw折を見て、紹介するよ。」
「うん、わかった。」
私はソファーに横になった
「体調悪いのか?」
「ううん、何かぼーっとしたいだけw」
「今日は家事サボっていいぞw」
「ううん。簡単な物になるけど、ちゃんと作るし。少しだけ横になるだけw」
「そか。じゃあゆっくりしろよw俺は風呂に入ってくる。」
「その後飲むんでしょうw」
「何でわかったんだ?ww」
「もう出掛けなさそうだもんw」
「まぁなw」
そう言いながらハルさんはお風呂場に向かった
しばらくぼーっとしていた私は眠っていたのだろう
ふと目を開けると、お風呂上がりのハルさんが呑んでいた
「あ、起きたか?」
「ん・・・・寝てた。」
「昨日ほとんど寝てないからなw」
「帰りの車で寝たよ・・・。」
「雅人と優季が煩かったから寝た内に入らないだろうあれはw」
「ん~・・・そうかもねw」
ソファーに座ったままぼーっとしていた私の横に
ハルさんが座り直した
「・・・ハルさん?」
ハルさんの右手が私の後頭部に回されて
抱き寄せられた
「は・・・・ハルさん!?/////」
次の瞬間
頬にハルさんの唇の感触があった
「るぅが・・・可愛いからしたくなった。」
と、言った。