第29章 ・・・・・家族
優季side
寝心地の良いベットで熟睡していたのに
朝からインタ-フォンの連打音で目を覚ました
横を見ると瑠李がいなくて
とりあえず煩いドアを開けたら
慌てた雅人が立っていた
「ハルがいないんだけど!!こっち来てない!?優季1人!?瑠李ちゃんはいるの!?昨日一緒に呑んでたんだけど!!」
私はおもいっきりため息をついた
「雅人・・・煩い。ちょっと黙りなさい。」
「だって優季!2人がいないんだよ!!??何かあったんだじゃないのかな!?支配人に言ってくるよ!!」
人の話を聞かず、フロントに向かった雅人を
とりあえず追いかけた
「だから、2人がいないんだってば!!何処行ったか見てないのか!?」
「お散歩に行かれると仰られてましたよ。」
「何処に行ったんだ!!??」
「さぁ、場所は存じ上げませんが。」
もう、本当に雅人ったら、ハルと瑠李の事になると
見境ないんだからw
支配人が雅人を宥めていた時だった
プールの方の入り口から2人が帰ってきた
手を繋いでなんだか更に甘い雰囲気を・・・・・
うわぁ~、なにがあったんだろうwあの2人ww
雅人の事よりあっちのほうが気になるww
「何を朝から騒いでいるんだ?」
「あ!!ハル!!瑠李ちゃん!!何処行ってたの!!??心配したんだよ!?」
「「散歩。」」
見事にハモらせたw
「はいはい、お疲れ様。雅人。さぁ部屋に戻るわよ。」
「お姉ちゃん、何があったの?」
「あんたとハルがいないって、大慌てで大騒ぎして、支配人に詰め寄っていたw」
「雅人は何でそこまで・・・w」
「2人のことが大好きだからしょうがないんじゃない?w」
そのままレストランに向かい、朝食を始めた
雅人は相変わらず拗ねてるし・・・・・
だけどそれよりも、ハルと瑠李の事が気になるw
何か面白いことがあったんだろうなw
話を聞けるのが楽しみだわw
そんな事を考えていたら朝食も美味しく食べれたw
「ハルさん、これ美味しいよ。」
「るぅもこれ食べてみろよ。美味いぞ。」
「じゃあ、交換な。」
「うん。はい、あーん。」
「じゃあ、るぅも口開けて。」
何だろう・・・このベタベタ感w
とりあえず雅人の機嫌を治させようw