第29章 ・・・・・家族
陽斗side
雅人と2人で温泉に入り部屋に向かっている途中
ロビーでお店を見ている優季とるぅを見つけた
「あ、優季~♪瑠李ちゃ~ん♪」
雅人が大きな声で呼んだ
「雅人煩い!w」
「・・恥ずかしい////」
お風呂上がりのるぅはほんのりピンク色の頬で
白いキャミソールのワンピースが似合っていた
髪の毛はポニーテールされ白い肌のうなじが見えた
「さぁて、部屋行って飲みなそうかな♪優季も飲むだろ?」
「何言ってるの?もうすぐ22時よ?寝るわよ。お肌に悪いもの。」
「え~マジかよ~。。。ハルは飲み直す?」
「あぁ、構わないが・・お前すぐ寝るだろ?w」
「いいからいいから♪瑠李ちゃんもおいでよw優季寝ちゃうから退屈でしょ?」
「え?でも・・・・。」
少し躊躇しているように見えたるぅを俺は誘った
「るぅもおいで。眠くなったら俺のベットで眠ればいいから。」
「・・・・うん。」
3人でソファーに座りるぅはジュースを
俺と雅人はビールを呑み始めた
「やっぱ、風呂あがりのビールは美味いなぁw」
「少しエアコン入れるか?暑いだろ?」
「あぁそうだな。瑠李ちゃん少しは元気になった?」
「え?どうして?」
「優季がいつも心配してたから。ご両親のお墓参りに行くと、瑠李ちゃんがしばらく塞ぎこむって。」
「・・・・・パパとママがいたらっていつも考えちゃうの。こんな時どうするんだろう。あんな時何て言うんだろうとか。色んな事考えたらいない事を受け入れてるんだけど・・・ちょっとセンチメンタルになるw」
「そっか。俺もはじめてきたからねw」
「そう言えばそうだね。今まではお姉ちゃんと2人だったから。」
「で、何で今年はハルも一緒なの?w」
「優季に・・・俺とるぅは二個一だからって言われた。」
「もう、すぐ瑠李ちゃんを独り占めするんだから!ずるいよなハル。」
「二人っきりで過ごしているわけじゃないんだから、独り占めじゃないだろうがw」
「普段は家で2人っきりでしょ!?w」
「・・・独り占めねぇ・・・・。」
自分の中ではまだまだ足りないくらいだと感じていた
どんなに独占欲があるんだか・・・・・
そんな感情に驚いた自分が居たのだ