第29章 ・・・・・家族
瑠李side
4人でホテルのディナーを堪能した
「あ~。美味かったぁ。」
「そうね。なかなか美味しかったわね。」
「まぁ、美味しいけど・・・やっぱりるぅが作ったご飯の方が一番美味いな。」
「・ハ・・ハルさん!?//////」
そう言いながらハルさんは私の頭にそっと手を置いて撫でた
「何?その溺愛っぷりw」
「ん?そうか?」
「ハルだけズルいぞ!!俺も瑠李ちゃん可愛がりたい!!」
「お前は優季を可愛がっとけばいいだろうw」
「優季は優季!瑠李ちゃんは瑠李ちゃん!!」
最近、ハルさんが何となく?だけど
甘い?w
でも・・・・いっぱい一緒にいられるから
「・・・・まぁいっかw」
「「「何が?」」」
「・・・・内緒w」
私は1人でニヤけてしまった
「瑠李、1人で怪しいわよw」
「何かいいことあったの?瑠李ちゃん。」
「な・・・・何も無いよw」
食事を終えた私達はそれぞれ温泉に向かった
「ねぇ瑠李。」
「なぁに?お姉ちゃん。」
身体も洗って露天風呂に入ったお姉ちゃんが言い出した
「あんたの好きな男の事だけどさ・・どうなってるの?」
「ど・・・・どうなってるって??」
突然言われてさすがに動揺してしまった
「あれから何か進展あったかなぁ~とか?」
「な・・・何もないw」
「ふ~ん。で?どうするの??」
「ど・・どうするって?」
「好きですって一言言わないの?」
そう言われて考えてみた
好きって伝えたら・・・・・
ハルさんの側に居られなくなる・・・・・
だからやっぱり
「・・・言えない。」
「どうして?」
「今、仲良くしてるのに・・・その関係が終わっちゃうのが嫌だもん・・。」
「でもさ、もし、相手に好きな人が出来て、その人とうまくいったらどうするの?」
「好きな人・・・いるんだよ。きっと・・・・誰か分からないけど・・・・。」
「そっか・・・。それでも今の状態がいいの?ハルとも一緒に住むの?」
「・・・・・うん。」
「もし、今の状況が辛くなったら逃げておいで。」
「うん。ありがとう。でもそれはきっと無い。」
「そう・・・。ならいいわw」
お互いに逆上せそうだったので浴衣を着て風呂を出た