第28章 ・・・信じる・・・・・
俺は1時間程潰し頼まれた買い物をして自宅に向かった
自宅のポストの郵便物を確認していると
一通の手紙を見つけた
るぅ宛だった
(珍しいな。るぅ宛の郵便物なんて)
気になった俺は差出人を確認した
差出人は無記名だった
深く気にせず家に入った
すると出かける前に見た散らかった部屋の跡形も無く
3日前と同じ綺麗な状況だった
「・・・ただいま。」
「おかえりなさい。頼んだものあった?」
「あぁ、あったよ。はい。」
受け取った彼女は袋の中身を確認していた
「・・・ハルさん?」
俺は新聞や郵便物を確認しながらるぅの方を見た
「フルーツの缶詰とサイダーは頼んでないよ?」
「あぁ、それは・・・るぅが食べたいかなと思って。サイダーは俺だけどw」
「んもう!!でも冷して食べるw」
「サイダーも冷やしておいてくれ。風呂あがりに飲むw」
「後で缶詰食べる時にサイダー貰ってもいい?」
「ん?構わないけど、サイダー飲むのか?」
「ううん。缶詰のフルーツに入れるのw」
「何でわざわざ?w」
「簡単フルーツポンチwシュワシュワして美味しいんだよw熱出した時とかによく作ってもらったw」
「へぇ~。小洒落た物食べるんだなw」
「ハルさんも食べる?美味しいよw」
「ん~、じゃあもらうw」
そして俺は風呂に入り晩酌をした
ご飯を食べ終わったるぅが風呂に入り
俺はソファーで寛いでいた
風呂からあがったるぅがキッチンで用意していた
そして嬉しそうにソファーに持って来た
「できた☆」
お風呂上がりでるぅがほんのりピンクに頬を染め
美味しそうにフルーツポンチを食べていた
一口食べる毎に「おいしーーー☆」と叫んでいるw
そしてスプーンに掬ったフルーツを俺に食べさせようと
目の前に突き出してきた
「はい、ハルさんもあーん。」
「あー。」
「美味しい?w」
「・・うん。」
よく冷えたフルーツとサイダーの炭酸が良く合っていた
「これなら簡単だからハルさんも出来るよw」
「どうやって作るんだ?」
「缶詰開けて、中のシロップをコップに出して、フルーツだけをお皿に入れて、サイダー入れるだけw」
「シロップはどうするんだ?」
「飲むw」