第28章 ・・・信じる・・・・・
瑠李side
見計らったかのように早川さんと環さんが戻ってきた
「ご自宅までお送りします。」
「早川さん、環さん、たくさん迷惑かけてごめんなさい。」
私は素直にそう謝った
すると環さんが言った
「瑠李ちゃん。私も夫も謝られ慣れてないのwだからごめんなさいよりもありがとうって言葉のほうが好きだなw」
「・・・環さん。はい、ありがとうございました。」
そう言った私の頭を環さんが撫でてくれた
「うん、良い子だねwちゃんと言えてw」
「環さん・・・・。私そこまで子供じゃないw」
「え~。だって可愛いんだもんwしょうがないw」
ピクニックを終えた私達は早川さんの車で
自宅まで送ってもらい、マンションの前で車を降りた時
早川さんがトランクから私の荷物を取り出した
「こちらが、瑠李様の荷物全てになります。」
「「え??」」
「今日、私がハルさんの所に帰るってわかってたんですか?」
「判っていたというか・・・・・そういう風に仕向けたというか・・・・そろそろ陽斗様も瑠李様も限界だと思われたので・・・。」
「瑠李ちゃん、今度家出する時はホテルじゃなくてうちにきてねw」
「こらっ!環。また家出を誘ってどうするんだ?」
「ありがとうございます。環さん。でも約束したから。」
「どんな約束?」
「内緒ですwハルさんとの約束だからwでも、遊びに行かせて頂きますw」
「うん。今度はいっぱいガールズトークしようねw」
「環・・・。ガールっていうのは、お前も入っているのか?」
「え?そうだけど、なんで??」
「ガールっていうのは・・図々しい気がするぞ。」
「・・・・・今後我が家のカレーは甘口にします!」
「・・・・・勘弁して下さい。」
「仲良しですねw早川さんと環さんw」
「いえいえ、陽斗様と瑠李様に比べれば・・・ではここで失礼します。素敵な連休をw」
早川さん夫婦が去って行って私達はマンションに入った
管理人さんが声を掛けてくれた
「おや、久し振りだねw元気してたのかい?」
「はい、こんにちはw」
さっきからハルさんの口数が少ない事が気になったけど
そのまま玄関のドアを開けた
ハルさんの口数が少ない理由が明確になった瞬間だったw