第27章 ・・・・・嘘
瑠李side
次の日二人で遅めの朝食を摂り
ゆっくり過ごした
「今週は疲れた・・・・。」
「うん。そうだね。お疲れ様でした☆」
「ありがとうるぅ。まぁあと一週間頑張れば、盆休みだし・・・。どこか行くか?旅行でもいいし。」
「う~ん・・・どうしようかなぁ・・・・・。お姉ちゃんとおでかけの約束もしてるしwお墓参りにも行かなきゃだし。」
「どこに行っても混んでるよな・・・・w」
「まぁ、お姉ちゃんにも相談しなきゃw」
「あぁ・・そうだな。」
「それにしても毎日暑いねぇw」
「部屋の中にいても熱中症とかには気をつけろよ?」
「うん。わかってるよwちゃんと水分も取ってるもんw」
「そうかw偉いなw」
「ハルさんも体調崩さないように気を付けてねw」
「あぁ、サンキュー。」
そしてその後何事も無く
数日を過ごしていた
だけど俺とるぅの中を裂こうとする奴は
突然やってきたんだ
その日家に帰ると
自宅は真っ暗で
リビングに足を踏み入れた俺は
テーブルに置かれたメモに
頭が真っ白になった
そのメモには
“お世話になりました。”
俺は慌てて手当たり次第に電話をかけたが
どこにも居なかった
「くっそ・・・一体どこにいったんだ!?」
雅人・・・・・は危険だから
早川さんに電話を掛けた
「はい陽斗様いかがなさいましたか?」
「るぅが居なくなったんです。どこか心当たりはありませんか!?」
「居場所は・・・一応抑えているんですが、誰にも知らせていないんです。瑠李様のご希望でして。」
「るぅが?すみません。今早川さんはどちらに?話を聞かせてください!」
「わかりました。申し訳ないのですが・・・雅人様にもお伝えしておりませんので、ご内密に動いて頂けますか?」
「優季は知ってるんですか?」
「えぇ、どこにいるかは存じてます。ただしばらく自由にさせてくだいさいと言われてます。」
「どこに行けばいいですか?」
「陽斗様に動いて頂くと目立つので、私が自宅にお伺いします。では、後ほど・・・。」
俺は早川さんが来るのを待っていた