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I cannot part with you

第27章 ・・・・・嘘


陽斗side


次の日後輩と一緒に取引先に訪問し


無事に解決・・・・取引契約を結んだ


(よし、さっさと帰ろうw)


社に戻る帰り道、後輩が謝ってきた


「今日はすみませんでした。」


「謝らなくていいから、仕事で返してくれw」


「はい。頑張ります。」


「玉城さん。」


ふと呼ばれた声に俺は振り向いた


そこには先程の取引先の秘書の女がいた


仕事を終えた俺は早々に家に向かった


るぅに早く会いたかったから


自宅に入るとキッチンにはご飯の支度が終わっているが


彼女の姿が見えなかった


俺は慌てて部屋を探した


この前の件が有った事もあり


背中に嫌な汗をかいていた


俺の部屋にもるぅの部屋にも居なくてまさかと思い


トイレも探したが居なかった


鞄も財布をあり、キーボックスには鍵もぶら下がっていた


俺は携帯を取り出しるぅの番号を押そうとした瞬間


ガチャっという音と共にリビングに入って来たのは


お風呂上がりのるぅだった


「あ、おかえりぃ。ハルさん。お疲れ様でした。」


俺は一気に脱力を感じてソファーに身を沈めた


目の前に来たるぅは心配そうに俺を見ていた


(どんだけ焦ったんだ俺・・・・お風呂ぐらいみようぜ)


「どうしたの?ハルさん。疲れた?」


俺は無言で彼女を抱き寄せ


力いっぱい抱き締めた


「ど・・どうしたの?ハルさん・・・苦しいよ?w」


「・・・・・・・。」


「もしもし?ハルさん?聞いてる?w」


「るぅが・・・居ないから・・・・何かあったのかと思って焦った・・・。」


「お風呂入ってただけだよw」


「音がしなかったから、まさかお風呂にいると思わなかった。」


「・・・フフw」


「何で笑うんだ?」


「だって・・・・ハルさんいつもと違うんだもんwそんなに焦った所初めて見たよw」


「お前が居なくなった時・・・・・こんな感じだったって秀樹さんと雅人に言われた。」


「そうなんだwごめんね心配かけてばっかりで。」


「るぅに何もなかったならそれでいいんだ。」


俺は彼女の無事を確かめるように


しばらく彼女を抱きしめていた


それに答えるかのように


るぅも俺の首に腕を回して抱き締め返してくれていた
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