第27章 ・・・・・嘘
陽斗side
金曜日・・・今週最後の出勤日
「今日は残業になると思う。」
「そうなの?遅いの?」
「さぁ・・・早ければ9時には帰れる。」
「また時間がわかったら連絡するよ。」
「うん。じゃあそれによって晩御飯決めるねw」
「あぁ、ありがとう。じゃあ行ってくる。」
「いってらっしゃい。頑張ってねw」
笑顔で見送ってくれるるぅに手を振り返し会社に向かった
そしてトラブルが起きたのは昼食後の3時頃だった
「玉城主任!!本当にすみません!!」
「で?相手は何て言ってるんだ?」
「お前では話にならないと・・・・・。」
後輩が営業先にミスを犯し、取引相手を怒らせてしまったと
報告してきた
「部長に報告はしたのか?」
「はい。自分で何とかしろと言われました。でもどうしていいかわからなくて・・・。」
「そうか・・・。で?俺に丸投げされたんだな?」
「すみません。」
「いや、いい。それより話を詳しく聞かせろ。」
詳細を確認した後俺は相手先に連絡を入れた
先方に明日であれば面会出来るとアポを取った
「いいか?明日一緒に行くんだ。」
「休みなのにすみません。」
「気にするな。俺も新人の頃はよくやらかしたからなw」
明日か・・・・・・って海にいく約束してたんだった!!
俺は慌ててるぅにメールした
“お仕事なら仕方ないよ。いつでも行けるから気にしないでw”
仕事終えた俺と後輩は駅に向かっていた
普段はそこまで思わない後輩が凹んでいた
「気にしすぎるなよ。しなくていいミスまでするぞw」
「自分でやってしまったのに、自分で尻拭いも出来ないんて情けなくって・・。」
「そんなもの当たり前だ。自分で尻拭い出来るくらいならミスを犯さないだろうがwやってしまったことは仕方無い。今後同じミスを犯すなよ。」
「はい。気をつけます。」
最寄り駅で降りた俺はマンションに向かった
いつものように彼女が玄関で迎えてくれる
るぅの笑顔の「おかえり。お疲れ様でした。」
この言葉に癒やされる・・・・・
俺は本当にるぅに夢中だなw
そんな事を風呂に入りながら実感していた
そしてやっぱりベットに入るのは二人一緒で・・・・・
最近思う・・・・
一種の拷問だと