第27章 ・・・・・嘘
陽斗side
今朝いつも通りの朝を迎えた
るぅの笑顔の「おはよう」から始まり
るぅが作ってくれた朝ご飯
るぅが用意してくれたお弁当
そんな何でもない日常が今はとてもありがたい
職場に着き、早速仕事に取り掛かった
「おーい。玉城ー!例の三嶋さんの報告書はどうした?」
「ちょっとした諸事情が絡んで、社長が変わったんですよ。なので、九条部長の指示の下、今回は見送りました。」
「九条君が?珍しいな。」
「まぁ、諸事情には完全に彼の個人的感情が絡んでるんですけどね・・・w」
「まぁ、九条君がそう言ってるなら仕方ないなw」
「はい・・・。そうですね。」
そこへ優季が入って来た
「おはようございます。部長、今度の案件引き継ぎどうしたら良いですか?」
「あぁそれは・・・三嶋さんの案件が無くなったなら玉城に引き継いでくれ。」
「はい。じゃあハルよろしくねw」
「おい、ちゃんと引き継げよw」
「あんたなら大丈夫でしょ?仕事面に関しては信用してるからw」
「そうか・・・。」
その日は特にトラブルもなく仕事をこなし
ランチタイムには近づいて来た社長に軽く嫌味を言いw
定時に仕事を終わらせた俺は自宅へ向かった
玄関では彼女が笑顔で出迎えてくれる
「買いに行ったのか?」
「うん。行ってきたよ☆でも当日まで内緒w」
「露出はないか?」
「無いよ。ハルさんと約束したもんw」
「そっか。じゃあ風呂入ってくる。」
「はぁい。」
湯船に浸かってその日の疲れを取る
風呂あがりに晩酌をはじめた
「夏はビールが美味しいな・・・。」
「そうなんだ。」
「よ~く冷えたビールとるぅが作ってくれた料理が美味いから、さらに進むんだよなぁ。」
「じゃあ、料理止める?そしたら進まないでしょ?」
「それは駄目!俺的にはるぅの料理が癖になってるから、止めれない。だからさ・・・・るぅ・・・・せめて夏の間だけでも・・・。」
「ビールは増やしません!w」
「・・・・チッ。」
「どんなに煽ててもダメですwお休みの前の日だけですw」
そんな話をしながらご飯を終えた俺達は
いつもの時間に一緒にベットに入った
彼女が「もう一緒に寝るのが普通になったねw」
と言った