第6章 守ってあげたい・・・・・?
ふと見ると携帯が着信で振動しているのが見えた
(この時間にかけてくるのはあいつだな・・・・)
画面を見ると予想通り
“美人の優季様”になっている
そのままスルーしかけたがあまりにもしつこいので
とりあえず出た
「はい。」
{あ、ハルさっきはメールありがとうね}
「いいえ。で?何?こんな時間に」
{瑠李は?もう大丈夫?}
「あぁ、さっきまで一緒に映画観てたけど、落ち着いたみたいで眠ったところだ」
{やっぱり泣いてた?}
「あぁ、泣いて身体が震えてた。あまりにも震えてたから落ち着かせようと思って・・・」
{抱きしめたの!?}
「いや、手を握っただけだ。一瞬ビクッとなってたけど、その後は徐々に落ち着いた。」
{え?手を握ったの!?}
「あぁ、何かおかしいか?」
{あの子男性苦手なはずなんだけど・・・・・対人恐怖ってゆうのもだけど、男性恐怖もあるはずなんだけど・・・・何であんたは平気なのかしら}
「俺が良い男過ぎたからじゃねぇか?」
{その口を縫いつけてあげようか?}
「普段の優季と変わらない発言なんだがな・・・」
{あたしとあんたが同レベルってことはないわ!wあたしの方が上だもの!}
「そんな幼稚なレベル争いに勝っても嬉しくねぇな」
{うわっ!ムカつく!!!!日本に帰ったら覚えてなさいよ!?}
「はいはい。仰せのままにwまぁ雅人に捨てられないようにしろよ」
{大丈夫よ!私が捨てることはあっても捨てられることはないわw}
「お前と彼女が姉妹だってことが信じられないくらい性格が違うな・・・・良かったよ。お前と正反対の性格の良い娘で」
{性格が悪くてもいいんです。彼女のいないハルに言われたくないんで。こんな性格でも好きだって言ってくれる人がいるんですもの}
「あぁ、雅人ってゆうマニアックなやつだろ?w」
{うわっ!雅人にチクってやろwじゃあ、ごめんね邪魔して。おやすみー}