第6章 守ってあげたい・・・・・?
自分の中でもよくわからない感情だった
今まで付き合った彼女に対してもこんな風に
思ったことはない
ただ・・・・・
優季が言った私が守ってあげなきゃって言葉の意味が
なんとなくわかった気がした・・・・・・
そんなことを考えていた俺にるぅが声をかけてきた
「ハルさん?ボーっとしてどうしたんですか?気分でも悪いですか?」
「あ・・・いや・・・大丈夫。早く寝たほうがいいぞ?」
「は・・・・ハルさんはもう寝るんですか?」
「んー・・・いや・・・まだ起きとくかな・・・見たいDVDの映画があるし」
「あのね・・・ハルさん・・・」
少し頬を紅く染めてモジモジ言いにくそうにしていたるぅが
意を決したように言い出した
「一緒に起きてていい?」
俺はフッと頬を緩めて答えた
「いいよ。眠くなったらベットに行くんだぞ?」
そうして夜中に二人で映画の鑑賞会が始まった
俺は焼酎を片手にソファーで映画に集中していた
ふと横を見ると
タオルケットにくるまったまま同じ様に
映画に見入っている
少しアクションシーンがあり、ハラハラするところでは
俺の腕にきゅっとしがみついていた
そしてパッと目が合うと慌てて腕から離れた
「あ、ご・・・ごめんなさい!何かドキドキしちゃって・・・つい掴んじゃった・・・」
「いいよ・・・恐いなら掴んでても。何なら抱っこしてあげようか?るぅちゃんw」
「んもうっ!ハルさん!!私そこまでお子様じゃないですよ!?w」
「でもこのくらいでドキドキしているようじゃ、続編観に行けないね。映画館で今度やるのに。」
「え?そうなんですか!?観たいです!ハルさん連れて行ってください!」
「・・・・・考えとくw」
そして意外と長かった映画を見終わりエンディングを迎えた時
腕にコツンと何かが当たった
ふと見るとるぅが俺の服を軽く握りしめながら眠っていた
(俺は怖くないのか・・・・・?まぁ、一緒に住んでるのに恐いってゆわれてもそれこそどうしようもないけどなw)
俺は彼女を抱き上げるとベットに運びそっと寝かせた